こんにちはー。Takahashiです。
今日は、wifiの規格について触れたいと思います。
規格の歴史
wifiの規格であるIEEE802.11は2021年4月時点では6つほどあります。
ちなみにIEEEはアイ・トリプル・イーって読みます。
次の通りです。
802.11a | 5GHz帯。最大54Mbps |
---|---|
802.11b | 2.4GHz帯。最大11Mbps |
802.11g | 2.4GHz帯。最大54Mbps |
802.11n | 2.4GHz帯か5GHz帯のどちらかを選択できる。最大600Mbps |
802.11ac | 5GHz帯。最大6.93Gbps |
802.11ax | 5GHz帯。最大9.6Gbps |
他にもj.adなど | 免許が必要だったり一般的ではありません |
802.11aは、途中で規格が変わったので昔の機器は、11Mbpsしか出ないものはアクセスポイントに接続できないかもしれません。
ここで注意が必要なのは、最大速度はあくまで理論値。特に802.11axなんか、まず最大値は出ません。
幻想を打ち砕くような事言ってすみません。実際いくら測っても出たことが無いです。
速度を表すbpsですがこれは「bits per second」の略で、1秒間にどれくらいのデータを転送できるかを表しています。
速度の計算方法
これが勘違いし易くて、計算を間違いをよくしがちです。
ウィンドウズとかのプロパティで表示されるファイルサイズはByte(バイト)単位です。
これはビットに直すと8bitです。つまり1Byte=8bitです。
同じアルファベットの頭文字を使っているのですが、速度表示を見たときにはしっかり区別されています。
100MBpsとBが大文字の場合と、100Mbpsとbが小文字で表記されていたら、大文字のBで始まる方が早いです。大文字はバイト換算で表記されています。単純に計算するだけで8倍違います。
厳密には
8bit=1byte
1024byte=1KB(キロバイト)
1024k=1MB(メガバイト)
1024M=1GB(ギガバイト)
1024G=1TB(テラバイト)
1024T=1PB(ペタバイト)
1024P=1EB(エクサバイト)
と段々ずれていますが。
全二重と半二重
昔10BASE-Tの有線LANの時代は意識していたのですが、LANアダプター(場合によってはNIC(Network Interface Card)とも呼ばれます)によって通信方式で全二重と半二重とが設定できていました。
これは、フルデュプレックスとハーフデュプレックスとも言われています。
例えれば、全二重は電話、半二重はトランシーバーみたいなものです。
有線LANではツイストペアケーブルを使っています。これは2つ1組の銅線が4つ入っています。
このペアを送信用と受信用の2つに役割を分けて通信しているのが全二重です。
送信と受信とのどちらかしかできないのが半二重です。
二つある訳は、昔LANカードやHUBによって機能がある、なしがあったからです。
現在では、大体デフォルト値が自動(オートネゴシエーション)になっています。昔のエンジニアで固いやり方をする人は、しっかりと速度と通信特性を指定します。
昔は今みたいに情報があまりなかったので、PCとHUBとLANカードは全二重に対応しているけど、プリントサーバーが半二重しかダメだったとかで痛い目をみたりしたからです。
ここまでくると、車のAT車とMT車のどちらがいい?ってぐらいのレベルなので、自動で設定する人が圧倒的多数ですね。
現在、無線LANで最も多いwifiは規格の性質上半二重しか使えません。Web会議やIP電話などが増えている状態を考えると、この業界は日進月歩が激しいので、近い将来新しい規格がでるかもしれませんね。
今日はこのあたりでそれではまた。