こんにちはー。Takahashiです。
今日はMagicに伝統的にバンドルされてきた、旧Btireveについて話していきたいと思います。
dbMagicは日本に上陸した当初Netwareと仲良しでした。
なぜならNetwareにはデータベースソフトとして、Btriveがバンドルされていたからです。
その二つの利害が一致して、Magic=Btrieveという構造が成り立っていたと思われます。
その後BtireveはPervasive、PSQL、Actianと名称を変更していき、これを書いている時点ではActian Zen v14という名称となっています。
ところがここにきて事件が。MagicにはPSQLv13まではバンドルされていましたが、2021年9月をもって、MagicからActian Zen v14がバンドルされなくなりました。
また、通常のActian Zen v14はMagicからサポートされず、Actian Zen for Magicという製品のみMagicがサポートするということです。
おかしな話で、インストールおよび認証はデータベースを販売しているエージーテック社が行うということです。
なにか、ライセンス契約で問題でもあったのでしょうか?私には分かりません。
ただ、実運用では問題が発生します。
例えば、これまではクラサバ環境で使う場合、同時使用数が10台としましょう。
この場合サーバーにPSQLv13に10ユーザー分ライセンス登録します。
次にクライアントパソコンにMagicのクライアントエンジンとPSQLv13のクライアントエンジンを10台セットアップします。
このとき、クライアントパソコンにMagicをインストールする自体はバンドルのPSQLをインストールしておけば、同時接続が10台超えない限り可能でした。
これが、バンドルされなくなったため、クライアント端末を増やすときMagicエンジンとは別にPSQL(Actian Zen)はライセンスを別途購入しないといけなくなりました。たとえ同時に使わなくてもです。
実質データベースソフト分値上げです。
クライアントにもRead Writeしているデータベースがあって、サーバーにも別のデータベースにRead Writeしているとシステムだと、クライアント1+サーバー1の合計2追加となります。
これは、データベースソフトを別のものにするように暗に言ってきているようなものです。
PSQLはバックアップやデータの移動がとても楽でエクスプローラー上で別フォルダにコピペするだけで操作できていたので残念です。
インストールするだけで特にチューニングをすることもなく動いていた(データベースを切ったり、ユーザーロールの設定もいらなかった)ので手間が増えますよね。
セミナー後のアンケートでデータベースをどうするか?って質問があったところに新しくPostgreSQLが入っていたので、データベースだけでは商売は成り立たなくなってきているのでしょうね。
今日はここれまで。また次回に。